「気」を病気へ持っていかないように
私は、母曰く、丈夫で風邪も滅多にひかなく、朝から晩まで外遊びをするような
元気な子供でしたが、学生時代から虚弱体質となりました。
風邪をひくと長引く、少しのストレスで胃腸を壊す、ネガティブ思考。
さらに自分の子どもも虚弱体質で、看病疲れで自分がダウンすることも多々ありま す。
何かしなければと、本やテレビの情報番組で伝えられる、体に良いと言われる食べ物 を買って
食することばかりをやっていました。
先生の教えてくれるご飯がメインからは程遠く、おかず食べの生活です。
恭子注:今の世の中の常識?は、お米を食べないでおかず食べ、を推奨していますが、これが間違いなのです。
まったく体に変化を感じられず、どうしたらいいのか、というときに出会ったのが
マクロビオティックです。
まず、玄米が体のお掃除やさんだということに気づきました。
出産後、何年間も悩まされた便秘が変化したのです。
毎日2回大きい便りがありました。
さらに玄米クリームを食した翌日は、もっとお便りが頻繁になります。
恭子注:論より証拠、食事を正しく変えれば、大きい便りがバナナのようなのが出るのです。
健康の三大条件「気・血・動」の「血」である食事を変えることで、すぐに反応が出 ました。
先生のおかずレシピは、野菜を煮込んだ甘味だけですが、とても美味しくて
砂糖を使わずに料理をしている自分が、料理名人になったのではと思ってしまうぐら いです。
身体に変化が表れてくれるので、料理が楽しく感じ、調理器具、特に包丁には
とても気を使うようになり、今まで全くなかった道具に対しても感謝の気持ちを持つ
ようになりました。
恭子注:お料理上手は包丁を大事にすることから…
また以前は、調理していても、早く作り終わることばかり考えていましたが、
今は「美味しくできてね!」とつぶやいているときもあります。
もちろん、いつも必ず手作りできているわけではありません。
家族には、買ったもので済ませて、自分は玄米ご飯とお味噌汁を頂くこともありま
す。
恭子注:そうです、自分だけ仕合わせに…
まずは、自分が健康にならないと、家族には伝わりません。
自分だけ玄米とみそ汁と言う健康食でいいのです。
「気・血・動」の「動」ですが、散歩をすることもなく家事をやる程度で、まったく 動いていません。
食事を変えるだけでは、身体が元気にならないことは分かっているので、
これは、自分で何か決めて体を動かさないといけないなと反省しています。
私の中で一番難しいのが「気」です。
何かやろうと思っても、考え過ぎて、できないことばかりを羅列し
結局何も始まらない・・・というのがいつものパターンです。
ネガティブな考えばかりで、イライラしがちな毎日。
人づきあいが苦手。
先生の「やれることは精一杯、できないことはごめんなさい」
「人を見るなよ、人は人なり我は我なり、人を糧とせよ」
「感謝すること」
「全部が良、全部が悪ではなく、6対4でいい」
たくさんのお言葉を頂きました。
まだまだ、ネガティブ思考で押しつぶされて体調を崩すこともありますが、
ずいぶんと前向きな気持ちで過ごせるようになりました。
「気」を病気へ向けないように、少しずつ変化しています。
恭子注:いえいえ、とっても明るく、元気に、ポジティブ思考になりましたよ。
【教室に通う前の食事】
朝:ごはんかパン 目玉焼き ウィンナー 納豆 ヨーグルト(果物を入れたり蜂蜜 入れたり)サラダ
食後にコーヒー
昼:食パンに蜂蜜黄粉か麺類など
食後にコーヒー クッキーなどお菓子
夜:ごはん お肉や魚料理 煮物 青菜のお浸しなど
ビールなどお酒
【教室に通うようになってから】
朝:梅生番茶
昼:雑穀入り玄米ご飯(美味しいので3杯食べてしまいます) 納豆 味噌汁かけん ちん汁 昨夜に残ったおかず(多めに作るので)
たんぽぽコーヒー
夜:雑穀入り玄米ご飯 味噌汁かけんちん汁 先生の本から(ひじきレンコン 小豆 かぼちゃ
レンコンハンバーグ 青菜の胡麻和え かぼちゃコロッケ 五目豆 きんぴらご ぼう
煮しめ ロールキャベツ)
焼き魚や餃子、ハンバーグ、お刺身、お寿司などお肉や魚料理は週末中心
ビールなどお酒
おやつ:雑穀パン リンゴとさつまいもを煮たもの あられ レーズンやクルミなど
車麩(あられが食べたいと先生に言ったら、代わりに車麩などお麩を食べたらいいと
教えてもらいました)
恭子注:今のあられは、砂糖入りがほとんどなので、車麩をおすすめしました。
外食をしたり、頂き物の洋菓子を食べたときは、後から玄米クリームや玄米がゆ、小
豆かぼちゃを頂きます。
恭子注:良い排毒方法です。
いけないものを食べちゃったときは、排毒すればいいのです。
とても精神的にもいい方法です。
身体を掃除したいと感じた時も玄米クリームや小豆かぼちゃを食べます。
寒い時期ということもありますが、生野菜や果物、冷奴など冷たいものを食べなくな りました。
お料理は、立ち方から始まり、包丁の持ち方、姿勢、道具を大切にする心などを教 えていただき、
気が引き締まりました。そして、料理を丁寧に作ろうと思えるのです。
自宅で作っていても、先生の声が頭の中に響きます。
12回の講座で、心に一番響いたのが「天与の分限」です。
私には、「天から与えられた器」があるということ。
器以上の食事をすれば病気になるし、器以上の仕事をすれば体を壊します。
自分の器は、他人の器とは違うのです。
自分ができることをやり、できないことは、ごめんなさいをして、精一杯毎日を過ご
すということを
忘れないようにこれからも過ごしていきたいです。
そして、相談できる先生がいらっしゃることが、本当に心強く、私の支えになってい ます。
半年間、ありがとうございました。
恭子から一言
この方は、胃腸が弱く、まさに、昔の私のように虚弱体質でした。
身体が弱いと、心も弱くなります。
でも健康になってくると、昔は、1カ月、1週間悩んでいたのが、5日になり、3日になり、1日になってきます。
残念ながら、生きていれば悩みは無くなりません。
「岡田恭子のらくらくマクロビオティック教室」4ページの巻頭言より
でも、昔は1カ月悩んで身体に出ていたのが、健康になれば、数日の悩みに変わってくるのです。
永年のすぐ下痢をしてしまう胃腸の弱い体質から、この方は、すぐに開放されました。
おめでとうございます!
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